2010年4月24日土曜日

糖尿病とは

糖尿病とは
血中のブドウ糖濃度が不自然に上昇する病気を糖尿病と呼びますが、生活習慣病としても注目を集めています。

食事によって摂取された食物をエネルギー源へと変える為に消化吸収を行いますが、その際、インスリンは細胞内にブドウ糖を取り込む役割を担います。


何らかの原因でそのインスリンが正常に働かなかったり分泌されなくなると、本来、細胞に流れる筈だったブドウ糖が行き場を失い、そのまま血液中に蓄積されることで通常より血糖値が上昇した状態になるわけです。


すなわち、この状態が継続してしまうと糖尿病と診断されます。生活習慣病とカテゴライズされる糖尿病は?型と?型に分かれます。


?型糖尿病になると一生涯に渡りインスリンを投与する必要があります。なぜなら先天的にインスリンを分泌する、膵臓部のランゲルハンス島のβ細胞が機能不全に陥っているか、破壊されてしまっているからです。


一方、過度の飲食や運動不足を原因とする?型の糖尿病は生活習慣病として注目を集めています。


肥満など他の生活習慣病と同様に、糖尿病も自覚症状があまり出ないことで有名ですが、患者さんによっては発病してすぐ、喉の異常な渇き、頻尿、手足のしびれなどの違和感を覚える方もいるそうです。


糖尿病の問題は合併症を伴いやすいことで、有名なのは網膜症・腎症・神経障害で、これらの疾病は糖尿病の三大合併症と呼ばれます。生活習慣病に分類される心筋梗塞の発症率も上がります。


糖尿病の予防対策と治療が軽視できないのは、糖尿病性昏睡や歯周病、白内障、膀胱炎、胆のう炎、肺炎、便秘などあらゆる疾病を招く原因になるからです。


適切な治療と食事療法、そして週2から3回程度の適度な運動こそ、糖尿病の改善に有効です。

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