2011年3月6日日曜日

高血圧・高血圧を下げる食事療法

高血圧改善の基本は減塩を考えた食事療法です。
なぜ食塩がいけないかと言うと、食塩は体内でナトリウムイオンと塩素イオンに分解されて吸収されます。
ナトリウムの過剰摂取は腎臓機能を低下させ、血圧を上げるように作用し、塩素はアンジオテンシンを活発化させ血圧を上げてしまいます。
正常な方の1日の食塩摂取目安は10g以下ですが、高血圧の方の1日の食塩摂取目安は6g以下にする事により腎機能の負担を和らげ、塩素の影響によるアンジオテンシンを活発化させない事が高血圧の改善につながるのです。
食事療法の基本

■食塩を制限する
調理の仕方や調味料の使い方を工夫して味覚を満足させる。
1日の食塩は6g以内を心がける。

■脂肪を制限する
バター、肉、卵黄などの動物性の脂肪を避け、植物性またはDHA・EPAが含まれている魚油を使用する。

■肥満を避ける
カロリーの高い食事を避け、カリウムを多く含む野菜や果物を多く取るようにする。

■便秘を避ける
食物繊維を多めに摂り、便通を良くしてトイレでいきまないようにする。
合併症を患っている場合の食事療法

■心臓病を伴う時
食べ過ぎないことカロリーは1日2000Cal以内。
食塩の制限を厳しく(むくみがひどい時は無塩食)、たんぱく質は脂肪の少ないもの(白身魚、鶏肉)など、脂肪は植物性(オリーブオイル)や魚油などを使う。

■腎臓病を伴う時
たんぱく質を制限する事(体重1キロあたり1g程度が目安)。
食塩の制限を厳しくする(むくみがひどい時は無塩食)。
脂肪の多い魚肉類を避けること(1日35g以内)。

■糖尿病を伴う時
炭水化物(糖質)に注意しカロリーは1日2000Cal以内にする。
たんぱく質はやや多めに摂る(牛乳・豆腐など1日80g程度を目安)。
脂肪や食塩の制限をすること(脂肪は1日35g程度、食塩は6g程度)。
主食を減塩食にすることと、肥満の改善を考えたカロリー制限の食生活に変えることが高血圧の改善につながります。
糖質・脂質・たんぱく質・ビタミン・ミネラルと言われる5大栄養素と、食物繊維のバランスを考えて食することが大切です。
高血圧を改善する食の見直しは、意識して食べることから始まるのです。
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2011年3月3日木曜日

高血圧:高血圧の合併症

高血圧によって動脈硬化が進行すると、心筋梗塞や脳梗塞を起こしやすくなります。
また、脳出血や心不全を起こす可能性もあります。

脳にある細小動脈では、強い圧力で血液が流れると血管に傷がつき、血管の細胞が壊死してしまう場合や小さな動脈瘤が出来ることがあります。

この動脈瘤が破裂すると脳出血が起こります。

高血圧は強い圧力で血液を流すため、心臓にも大きな負担をかけています。

心臓が収縮を繰り返すうちに心筋が肥大し、心臓肥大を起こします。

狭心症や心筋梗塞のリスクが増え、心不全になることもあります。



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高血圧:動脈硬化の危険因子

動脈硬化の危険因子

高血圧は動脈硬化を誘発して、様々な合併症を発症させてしまいます。

高血圧と動脈硬化は切っても切れない関係にあるのです。

動脈硬化の危険因子には生活習慣が密接に関係していて、喫煙・飲酒・運動不足・肥満・ストレス・塩分の過

剰摂取などが危険因子として挙げられます。

また、生活習慣病といわれる高脂血症、糖尿病も細動脈硬化や粥状動脈硬化も引き起こします。

結果として心臓病(心筋梗塞・心不全)、脳血管障害(脳梗塞・脳血栓)のリスクを高めます。

高血圧と動脈硬化が誘発する合併症の種類
細動脈壊死(脳細動脈) → 脳出血
細動脈硬化(脳細動脈) → 脳梗塞
細動脈硬化(腎細動脈) → 尿毒症
粥状動脈硬化(脳動脈) → 一過性納虚血発作・脳梗塞
粥状動脈硬化(冠状動脈) → 狭心症・心筋梗塞
粥状動脈硬化(下肢動脈) → 間歇性跛行症
高血圧危機状態(脳組織) → 高血圧性脳症
高血圧危機状態(心組織) → 急性左心不全・うっ血性心不全


「トマトが赤くなると医者が青くなる」とは、ヨーロッパの古いことわざ。「トマト酢」は、健康野菜の代表のような「トマ ト」から生まれたお酢です。主成分である酢酸以外に、トマト由来のグルタミン酸やGABAなどのアミノ酸、カリウムなどのミネラルが多く含まれています。

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高血圧:高血圧と動脈硬化

血液が流れる動脈は、内膜・内弾性板・中膜・外膜で構成されていて、血液を流れやすくするため弾力性と柔軟性を持っています。

この動脈の層が厚くなったり、弾力性や柔軟性を失うと動脈硬化になります。

細い動脈で起きた場合は細動脈硬化、太い動脈で起きた場合は粥状動脈硬化と呼んでいます。

動脈硬化は生まれてまもなく進行が始まり、30歳くらいから徐々に症状として出てきます。

その間は自覚症状は無く、密かに進行します。

症状が出た時には、全身のいたるところの血管で動脈硬化が進行し、後に合併症(脳卒中、心不全など)として
病気を起こす要因となります。

高血圧:高血圧の種類と原因

高血圧の種類には原因が分っている続発性高血圧(二次性高血圧)と、原因が特定できない本態性高血圧の2種類があります。
続発性高血圧(二次性高血圧)
続発性高血圧(二次性高血圧)は、病気が原因で高血圧になっています。
そのため、原因となっている病気そのものを治療することが高血圧症を改善することになります。
高血圧患者の約10パーセントが続発性高血圧とされています。
また、30代前に発症することがあります。

本態性高血圧

本態性高血圧とは、原因となる病気がないのに慢性的に血圧が高くなること。
原因が複雑に絡み合っているため、原因の特定ができない高血圧症です。
高血圧患者の約90パーセントが本態性高血圧とされています。
また、40歳代以降に発症することが多くなっています。
原因には、以下のものが複雑に絡み合っていることが推測できます。
・遺伝的な体質
・食生活(塩分過多)
・生活習慣(喫煙、過度の飲酒、睡眠不足など)
・ストレス
・肥満
・運動不足
・加齢
・社会環境
また、これらの要因が血圧をコントロールしている自律神経のバランスを崩し、絡み合って本態性高血圧の原因となります。
原因が絡み合った本態性高血圧を助長させるもの

■遺伝体質(家系)
高血圧症にはある程度の遺伝は関係していると言われていますが、発症率は不明です。
また、幼少期からの食生活も大きく影響しています。
親が濃い味のものを食べていれば、子供も同じように濃い味になり、その生活を長く続けた結果、高血圧を招くことがあります。

■塩分の取りすぎ
塩分の取りすぎは腎臓機能の低下を招き、血圧が上昇することが分かっています。
また、塩分に含まれる塩素は血圧を上げる酵素(アンジオテンシン)の働きを活性化させ、血圧を上げるように作用します。

■過労やストレス
長時間の仕事・仕事上の悩み・人間関係・心の不安などのストレスを受けると精神的な緊張状態となり、自律神経のバランスを崩しやすくなります。
その結果、血圧を上げるカテコールアミンと言う物質の分泌が活発になり、血圧を上げるように作用します。

■運動不足や肥満
脂肪が増えて体重が重くなる肥満は、血液を全身に送る心臓に過度の圧力を与えてしまいます。
そのため、血圧が上がってしまいます。

■動脈硬化
高血圧は動脈壁を傷めて動脈硬化を促進させます。
また、動脈硬化が血管の抵抗性を高めて高血圧を助長します。
高血圧や動脈硬化は互いに悪循環として働き、高血圧や動脈硬化から発展する合併症を促進させます。

高血圧:高血圧の自覚症状

高血圧の自覚症状
アメリカでは、高血圧のことを「サイレントキラー(沈黙の殺人者)」と呼んでいます。
これは症状に乏しく、いつの間にか高血圧になっていることが多く、目立った自覚症状がないため。
しかし、高血圧は症状が全く無い訳ではなく、別の病気にかかったり、疲れが溜まったときに一時的に症状(サイン)が出ている場合もあります。
このサインは一時的のため、他の病気と勘違いしてしまうことが多く、見逃してしまうことが多いのも事実。
高血圧の症状は、脳神経・腎臓・心臓・消化器系統などにあらわれますが、持続しないことが多いので、他の疾患と勘違いしてしまうのです。
一過性の自覚症状としては、頭痛・頭の重み・めまい・肩こり・耳鳴り・動悸、息切れ・胸の痛みなどがあります。

■頭痛・頭の重み
後頭部や延髄の辺りに痛みが出ます。
放置すると悪性高血圧になることも。

■めまい
低血圧の場合に起こることが多い。
高血圧の場合は、脳卒中と関係している場合もあり。

■肩こり
血流障害→動脈硬化→高血圧と間接的に関係している可能性があるため、運動不足や慢性疲労に注意。

■耳鳴り
高血圧の場合、脳動脈硬化の可能性もあるため、早期発見が大切。

■動悸・息切れ
高血圧の場合、心臓が肥大すると冠状動脈からの血液供給量だけでは間に合わないため、運動や階段を上ったりするだけでも、動悸と息切れを起こします。
放置すると心不全や心臓喘息を発症する可能性もあり。
なるべく早く、診断や検査を受けましょう。

■胸の痛み
高血圧と動脈硬化が進行すると狭心症になり、胸に痛みを感じます。
放置すると心筋梗塞になる可能性もあり、心臓付近に激痛があると命も危険にさらされます。
早めに診断や検査を受けましょう。

高血圧:高血圧とは

高血圧とは
アメリカでは、高血圧のことを「サイレントキラー(沈黙の殺人者)」と呼んでいます。
これは症状に乏しく、いつの間にか高血圧になっていることが多く、目立った自覚症状がないため。
しかし、高血圧は症状が全く無い訳ではなく、別の病気にかかったり、疲れが溜まったときに一時的に症状(サイン)が出ている場合もあります。
このサインは一時的のため、他の病気と勘違いしてしまうことが多く、見逃してしまうことが多いのも事実。
高血圧の症状は、脳神経・腎臓・心臓・消化器系統などにあらわれますが、持続しないことが多いので、他の疾患と勘違いしてしまうのです。
一過性の自覚症状としては、頭痛・頭の重み・めまい・肩こり・耳鳴り・動悸、息切れ・胸の痛みなどがあります。

■頭痛・頭の重み
後頭部や延髄の辺りに痛みが出ます。
放置すると悪性高血圧になることも。

■めまい
低血圧の場合に起こることが多い。
高血圧の場合は、脳卒中と関係している場合もあり。

■肩こり
血流障害→動脈硬化→高血圧と間接的に関係している可能性があるため、運動不足や慢性疲労に注意。

■耳鳴り
高血圧の場合、脳動脈硬化の可能性もあるため、早期発見が大切。

■動悸・息切れ
高血圧の場合、心臓が肥大すると冠状動脈からの血液供給量だけでは間に合わないため、運動や階段を上ったりするだけでも、動悸と息切れを起こします。
放置すると心不全や心臓喘息を発症する可能性もあり。
なるべく早く、診断や検査を受けましょう。

■胸の痛み
高血圧と動脈硬化が進行すると狭心症になり、胸に痛みを感じます。
放置すると心筋梗塞になる可能性もあり、心臓付近に激痛があると命も危険にさらされます。
早めに診断や検査を受けましょう。

高血圧:高血圧(こうけつあつ、Hypertension)とは

、血圧が正常範囲を超えて高く維持されている状態である。高血圧自体の自覚症状は何もないことが多いが、虚

血性心疾患、脳卒中、腎不全などの発症リスクとなる点で臨床的な意義は大きい。生活習慣病のひとつであり、

肥満、高脂血症、糖尿病との合併は「死の四重奏」「syndrome X」「インスリン抵抗性症候群」などと称されて

いた。これらは現在メタボリックシンドロームと呼ばれる。